病の原因②

2020年05月10日 12:08
カテゴリ: 東洋医学

こんにちは(^-^)/

当院は5月8日から診療を再開しております。
可能な限りの感染防止対策をし、営業を続けてまいりたいと思っております。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

「大きく2つ」

前回の復習となりますが…

東洋医学における病の原因は、大きく分けると2つあります。

①体外(自然界)から影響するもの(外感病因)
②体内環境が原因となるもの(内傷病因)

「体内環境が原因となるもの(内傷病因)」

皆さんの生活環境に起因するモノです。
大きく4つあります。

A.食生活の乱れ(飲食不節)
B.疲労と休養の乱れ(労逸)
C.性生活の乱れ(房事過多)
D.感情の乱れ(七情の失調)

「食生活の乱れ」

人間の身体は「食べた物」によって作られていると言っても過言ではありません。
例えば「腐ったモノを食べてお腹を壊す」という状態が、食べ物が病気の原因になった1つのパターンですが、それだけではありません。
慢性的な食べ過ぎ(過食)や、逆に食事量の不足、偏った食事(偏食)なども病気の原因となります。

現代人は基本的に「食べ過ぎ(飲みすぎ)」です。食べ物が溢れている時代、欲を満たすために食事をしていると痛み目を喰らいます。

コロナの影響で、自炊をする方が増えていると思いますが、「食事」に関しては、自炊の方が「量・質」共に健康へ近づいていると思います。普段から外食が多く、「食べ過ぎ(飲みすぎ)」の方は、健康診断の数値が好転したりしているのでは?

「疲労と休養の乱れ」

「労逸」とは「疲労」と「安逸」を合体させた言葉です。「安逸」とは”何もせずに遊び呆け、運動不足や怠惰な生活を送ること”を指す言葉です。

東洋医学では、「疲労」と「休養」のバランスこそが重要だと説いています。
「過労死」という言葉があるように、働き過ぎはいけません。適度な休養が必要です。
しかし、ずっと休んでいてもカラダにとって良いことはありません。現代人は「動かないことによる不健康」をもっと意識しなければいけません。

情報化社会となり、私たちの仕事も多くが「パソコン」や「スマホ」を扱うことが多くなってきました。その結果として、「カラダを動かす」ということが圧倒的に少なくなってきています。

私たちの「疲労」のほとんどは「精神疲労(心労)」であり、「肉体疲労」ではありません。私たちの訴える「疲れ」のほとんどは、カラダの疲れではなく、心の疲れなのです。長時間のデスクワークでは、肉体疲労は起こりません。逆に「運動不足」となってカラダを動かす必要が出てきます。

場合によっては、「カラダを休ませる」ことよりも「からだを動かす」ことをした方が、「休養」=「健康」に近づくかもしれません。

そして、今回のコロナ=「ステイホーム」によって、文字通り「何もせずに怠惰な生活を送る」という人が増えていると思います。

1週間なら「休養」と捉えても良いかもしれませんが、1ヵ月も経てば「安逸」と言えるでしょう。経済が不安定な世情、せめて自分のカラダだけは健康を保っていないと、アフターコロナで動き出すことが出来なくなるかもしれません...コロナ太りなどしている場合ではありませんよ!

続きは次回へ。。。(;^ω^)

妙蓮寺ゆう鍼灸院 太田

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