ツボ「身柱」

2023年03月29日 11:21
カテゴリ: 東洋医学ツボお灸

こんにちは(^_^)/

ブログをご覧いただきありがとうございます。
横浜は妙蓮寺駅(東急東横線)にて鍼灸院を営んでおります。太田と申します。

鍼灸・東洋医学で、皆さんの健康をお手伝いさせていただいております。

【読み方と名前の由来】

「しんちゅう」と読みます。

身柱は背骨と背骨の間にあるツボです。
背骨はカラダを支える重要な”柱”です。

また、この身柱というツボの場所は、肺がある場所と一致します。
肺は呼吸によって”気”出し入れをする臓器です。よって、肺は「一身の気を主(つかさど)る」と言ったりします。

背骨の中で「肺の役割と関係の深い場所」という意味で、身柱という名前が付いたといわれております。
※諸説あります。

【身柱の効果】

身柱は肺と関係の深いツボです。
咳・痰・喘息など呼吸器症状全般に効果があるといわれております。

もちろんコロナ後遺症にも使用していきます。

また、このツボは別名「ちりけ(散り気)」とも呼ばれます。
東洋医学において病気の原因である”邪気”を散らすという意味があります。

こちらは主に小児に対する効果のことで、実際には疳の虫(小児神経症)に使用されます。
特に西日本において、500年ほど前から身柱穴を使った治療がされていたと言われております。

当院でも小児はりを行っておりますが、身柱辺りは意識するポイントの一つですね。
じっとしていられる子(5歳以上くらい)では、身柱にお灸をすえることもあります(^-^)

【身柱の場所】

身柱は背中の真ん中の上の方にあります(ざっくり笑)

正確には背骨の3番目(第3胸椎)の下にあります。
しかしこの”3番目”を把握するのは非常に難しいです(>_<)
※「どこに何番目の背骨があるのか」というのは、鍼灸学生が苦労して修得する技術の一つです・・・

一応、肩甲骨の内側の出っ張りの高さが3番目の骨の高さと言われております。
我々がツボを探す際にもココが指標になります。

また、以前ご紹介した大椎(だいつい)は1番目の骨の上にあります。
そこから3つ下の骨。というのも探し方の一つです。

多分、ほとんどの方が場所が良く分からないと思いますので(背中で見えないですしね)
そんなときは、こんな感じでカイロを貼ってしまうのも一つの方法です!

火を使わないお灸などをを貼るのも良いと思います!

「肩甲骨の間が凝る」「かぜ予防」などでも、日常使いができるツボです!
ぜひ試してみてください(^^)/

妙蓮寺ゆう鍼灸院 太田

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